そりぽにこさん
9/21 月 ばんえい10R
友達の協賛レースあります。
で、たぶんV界隈で1番ばんえい競馬やってるのが私なので私なりの視点で今回の協賛レースについて書きます。
どのように予想すればいいのか?
となりますよね。
普段ばんえいやらない人は特に。
となると馬柱での近走着順とか予想紙、サイトの情報を参考にして考えなければならないわけでして。
近走着順
はぶっちゃけ参考にしなくていいです。
前走勝ったから強い。
大敗したから弱い。
という単純なものではないです。
ばんえい競馬は馬場の状態が物凄く結果に反映されます。
距離は200mで統一されていますが、軽く湿っていて脚が運びやすくソリが滑る日もあれば、真夏の砂浜のように足取りが重たいような日もあります。
なのでその馬場状態を考えずに着順だけで判断してはいけないのです。
ずっと好成績を残していた馬も実はソリが滑る日ばかり走っていただけであり、当日ソリが滑らない日だったら大敗することがありえます。
あと、これを書くべきか悩みましたがオブラートに包んだ表現をするならば
『無理をさせない馬』
が存在します。
自分の脚質に合わない馬場の日は無理に頑張っても勝てないので次走へと繋がるように障害を丁寧に上げる練習レースにしたり、休み明けの馬なんかもちゃんと動けるのか1度確認する試走ということをすることがあります。
なので勝ちに行っていないなら着順が酷いのは当然であり、むしろ前走着順が酷くても障害をすんなり越える動きができた馬は試走の次のレースである今回勝負をしてきたりと。
となると近走着順だけ見ても意味がないことが少しわかるかもしれません。
ばんえい競馬は毎回勝負する馬もいれば、自分の脚質に合う馬場とタイミングが重なる時のために準備レースにする馬がいるということです。
馬場が重要と書きましたが、それはどこで判断するかというと
水分量
です。
この2.5%とか書いてあるやつ。
例えば明日の協賛レースで走るフナノギムレットはスピードがあるけどスタミナ、パワーがない馬です。
なので、この馬はソリが滑る日にスイスイ〜っと先行してスタミナが切れる前にゴールしちゃうのが戦法です。
二走前の馬場水分量は1.1%でした。
これはあまり水分が多くなく、さらさら砂に近いので『踏ん張り』があまり効かないような状態です。つまりはスタミナとパワーが要求されます。
こんな馬場だとフナノギムレットはスナミナ切れとなってしまいます。
前走2.5%はほどよく馬場が湿っています。踏ん張りが効いてソリも滑るのでスナミナが残って歩ききれました。
なので雑に予想するならば
各馬が好成績を残した時の馬場状態から得意馬場を考え、当日の馬場に合う馬はどれかを選ぶ
ということに。
ちなみに前日の日曜日最終レース馬場水分量は1.8%でした。
注意しなければならないこと
得意馬場を見極めて当日の水分量から考えた方が良いみたいなことを書いてきましたが、
当日発表の水分量を信じ過ぎるな
という注意点があります。
基本的には水分量通りの馬場想定であっています。なので過去に好走したデータを集めるのに過去データを見るのは悪くありません。
しかし、たまに水分量と実際の馬場に大きな差が出ることがあります。
ってか前日の日曜日がまさにそれでした。
発表水分量は1.8%でそこまで踏ん張りが効かないような馬場ではなさそうでしたが、実際は超タフな馬場でした。馬の足取りがめっちゃ重い。
なので目的の買いたいレースがあるならば、そのレースの前にあるレースをいくつか見てください。
発表水分量だけを参考にしてると大変なことになる場合があります。
また、あまりにも馬場がなタフ過ぎる場合はどの馬も疲れ果ててしまって障害が登れずにグダグダレースになることもあるので、それを回避するために散水することがあります。
これで馬場水分量が変化することもあるので、とにかく目的のレースより前のレースを見ましょう。
タフな馬場かどうかを少しだけ簡単に見極める方法があります。
これが20日の1R 1.8%
これは12日の1R 2.1%
ソリが滑る水分量の日はソリが通った後の砂が茶色になります。
本当は走破タイムとかでしっかり見極めるのが良いんですけど、いきなりそこまでやると頭が痛くなると思うので、
ソリが通った道がかなり茶色くなったらソリが滑る日
だけでも覚えておくと便利です。
今回の協賛レースについて
取り敢えず前日の馬場はタフ馬場でした。
スタミナを必要とする馬場だったのでスタミナ不足で障害を失敗する馬が大量発生。
おそらく雨は降らないので馬場に大きな変化はなく協賛当日もタフ馬場想定となります。
こんな馬場で必要な能力はとにかく障害の巧さ。むしろこれだけでもいい。障害で詰まる馬が大量発生するのですんなり越えられるだけで強いです。
砂浜で100m走した後にハードル飛べって言われるような日です。
よって一番理想的なのは先行力があって障害が巧い馬です。先に障害越えればあとは後ろが障害でもたついている間にゴールできます。
次はじっくりと進めて確実に障害を越えて堅実に歩ける馬。自分がしっかりと歩いているだけで周りが勝手にミスするのでなんとかなる。
あとは障害不安あるけど越えたら強い先行馬。こういう馬が穴馬になりますが、とにかく越えれば良いような馬場の日なら先に障害を仕掛けられる方がチャンスあります。
http://www.net-banba.com/download-free/20200921-yososhi/
あとは無料予想紙等を参考にしてみましょう。
最後に
①④⑤の馬は同馬主でして、勝負してくるときはどれかの馬を勝負させて他の馬は無理をさせないことが多いので、①④⑤が馬券内に共存する確率はあまり高くないです。なので①④⑤3連複とかは現実的ではないって考えた方がいいかも。